Ｊ１リーグ第１７節 湘南ベルマーレーＦＣ東京
６月１８日（土）｜１８:００ レモンガススタジアム平塚
両チームとも、主力選手を欠く。湘南ベルマーレは畑大雅、ＦＣ東京は松木玖生がＵ－２１日本代表としてＵ－２３アジアカップを戦うため、チームを離れているのだ。
まだ若いとはいえ、チームで主力を張る選手たちだ。マイナスであるのは確かだが、周囲の選手の大人の力を見せる絶好の機会でもある。
湘南では、畑が入るウィングバックは攻守に重要なポジションだ。開幕から左サイドだった畑を右に回して状況が好転するなど、鍵になることを示している。そのウィングバックには、高橋諒が負傷から戻った。また古林将太、石原広教と、出場に燃える選手はそろっている。
天皇杯２回戦では、ＦＣ東京の中盤に渡邊凌磨と東慶悟がフレッシュさをもたらした。渡邊はサイドバック起用に続いて、新たなポジションへの挑戦だった。アンカーで起用された東だが、当然ながら前目でも問題なくプレーできる。
立場は違うが、ともに壁を突き抜けたい状態にある両チーム。そんな時こそ、大人の力が効くものだ。
■湘南ベルマーレ
１７位 勝ち点１３ ３勝４分９敗 １３得点２３失点 得失点差－１０
【出場停止】なし
【直近５試合結果】
ル●１－４ Ｃ大阪（Ｈ）
ル●０－１ Ｃ大阪（Ａ）
天○３－０ 矢板（Ｈ）
Ｌ●０－２ Ｃ大阪（Ｈ）
Ｌ○４－０ 川崎（Ａ）
【通算対戦成績】
Ｈ １２試合・２勝２分 ８敗
Ａ １１試合・２勝２分 ７敗
計 ２３試合・４勝４分１５敗
【直近対戦成績】
２０２２年 ４月１３日 ル杯第４節 ○２－１（Ｈ）
２０２２年 ３月２６日 ル杯第３節 ●１－２（Ａ）
２０２１年 ７月１１日 Ｊ１第２２節 ●０－１（Ｈ）
２０２１年 ６月１３日 ル杯オフ１ ●１－４（Ｈ）
２０１１年 ６月 ５日 ル杯オフ２ ○１－０（Ａ）
【今節のみどころ】
川崎フロンターレを４－０で下す快勝があったものの、その後のリーグ戦とルヴァンカップでのセレッソ大阪相手の３連敗で空気は一変した。今は何より、勝利が欲しい。
Ｃ大阪相手の連敗で痛いのは、３試合で１点しか取れなかったことだ。その唯一のゴールを奪ったのが、町野修斗。後半からピッチに入り、意地を見せた。
前述のルヴァンカッププレーオフステージ第２戦でも町野は交代出場だったように、山口智監督がどんな２トップを先発させるかは分からない。だが、その競争の中で、川崎相手の２得点のような鮮烈な輝きを期待したい。
