【ヨーロッパリーグ分析】鎌田大地のフランクフルト「決勝進出」!試合を決めた鎌田のロングパス【ヨーロッパリーグ準決勝・フランクフルト対ウェストハム】(1)の画像
ウェストハム戦で躍動する鎌田大地 写真:AP/アフロ

UEFAヨーロッパリーグ 準決勝2ndレグ アイントラハト・フランクフルトvsウエスト・ハム 2022年5月5日(日本時間28:00キックオフ)】

 1stレグで勝利し、1点のリードを持つフランクフルトだったが、試合開始から3分で困難に見舞われる。

 ウエスト・ハムのロングボールを追いかけたマルティン・ヒンテレッガーが、共に追いかける形となったミカイル・アントニオに後ろから押されて転倒。その際に太もも裏を痛め、自ら交代を要求する事態になってしまった。

 ヒンテレッガーは3バックの中央を務めており、守備の要というだけでなく攻撃で起点となる重要な選手だが、これによってアルマミ・トゥレと交代することになり、トゥレが右のセンターバックに、もともと右にいたルーカス・トゥタが中央に、という布陣に変わった。

 しかし、ウエスト・ハムがフィジカルの強さで攻勢に出ようとしたものの、ホームのフランクフルトはリードを守り切るのではなく0-0から勝利を目指す試合のように戦うことを変えなかった。

 すると16分、鎌田が後方からロングパス1本で一気にペナルティエリア手前中央を狙と、ダイアゴナル・ランで落下点に入ったイェンス・ペッター・ハウゲがウエスト・ハムのアーロン・クレスウェルと競り合い、クレスウェルがクリアに失敗。抜け出しかけたハウゲを引き倒す形となり、イエローカードが提示された。

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