■5月4日/明治安田生命J2第14節 東京ヴェルディ 3-1 ベガルタ仙台(味の素)
五月晴れに恵まれたGWの味の素スタジアム。多くのサポーターが駆けつけたアウェイ東京ヴェルディとの一戦を迎えたベガルタ仙台だったが、1-3で敗戦。3連勝とはならず、順位も3位に後退した。
出鼻をくじかれた立ち上がりだった。開始わずか3分で東京Vの森田晃樹に先制点を許す。まだ試合が落ち着かない状況で喫した失点だった。
その失点の影響を受けてか、仙台はなかなかゲームになじめないまま時間が経過。名倉巧のゴールで28分に同点に追いついたものの、62分、85分を失点を重ね、2点ビハインドで試合終了のホイッスルを聞くこととなった。
「90分を通して東京ヴェルディさんが我々よりも良かった」
こう試合を振り返った原崎政人監督はさらに、「立ち位置がずれているので、パスもずれていますし、いらないロングボールも増えましたし、自分たちが思っていないところでフリーな選手ができてしまって、その選手が困っている状況が多すぎた」と言葉をつなげた。
実際、試合中に選手がパスの出しどころに困る場面が散見された。最終ラインでボールを回す際、DFキム・テヒョンが左サイドバックの内田裕斗に出そうとしたものの、内田とのポジショニングが合わず、断念する姿が何度も見られた。キムは、前に行ってほしいというジェスチャーを内田に繰り返したが、内田は前にポジションを取ることができなかった。