Ｊ１リーグ第１０節 ＦＣ東京―ガンバ大阪
４月２９日（金）｜１９:００ 国立競技場
記念すべき一戦だ。東京五輪のために生まれ変わった国立競技場で開催される、初めてのＪリーグの試合となる。ＦＣ東京とガンバ大阪。東西の大都市をホームとするチーム同士の「首都決戦」である。
鍵を握るのは、中盤の攻防だ。ＦＣ東京では松木玖生と安部柊斗が、チームのエンジンとなっている。４月３０日に１９歳の誕生日を迎える松木は物怖じする様子なく球際で戦い、パスを送り、高卒ルーキーとは思えない存在感を放っている。
Ｇ大阪の中盤にも、新たなコンビが誕生した。齊藤未月とダワンという新加入の２人が中盤の底を仕事場とする。齊藤の持ち味と言えば、ボール奪取力。悪天候でロングボールの使用も増えそうな一戦で、セカンドボールの回収や攻撃の芽をつぶす仕事は、勝敗に直結し得る。松木とマッチアップする場面は何度もあるだろう。
若きＭＦの真っ向勝負が、チームの新時代への扉を押し開く。
■ＦＣ東京
６位 勝ち点１５ ４勝３分２敗 ８得点５失点 得失点差３
【出場停止】なし
【直近５試合結果】
ル●１－２ 磐田（Ａ）
Ｌ△０－０ 名古屋（Ｈ）
Ｌ△０－０ 札幌（Ａ）
ル●１－２ 湘南（Ａ）
Ｌ△０―０ 浦和（Ｈ）
【通算対戦成績】
Ｈ ２３試合・１４勝 ５分 ４敗
Ａ ２２試合・ ４勝 ５分１３敗
計 ４５試合・１８勝１０分１７敗
【直近対戦成績】
２０２１年 ８月 ５日 Ｊ１第２５節 △２－２（Ａ）
２０２１年 ５月２２日 Ｊ１第１５節 ○１－０（Ｈ）
２０２０年１０月１０日 Ｊ１第２１節 ●０－１（Ｈ）
２０２０年 ８月２９日 Ｊ１第１３節 ○３－１（Ａ）
２０１９年 ９月 ８日 ル杯ＱＦ第２節 ○２－１（Ｈ）
【今節のみどころ】
リーグ戦はここ３試合連続で引き分けている。勝点を取りこぼしていることよりも気がかりなのは、いずれも無得点で終わっていることだ。
期待したいのが、ブラジル人アタッカーたちだ。昨季のチーム得点王であるディエゴ・オリヴェイラは、まだ２得点。この背番号９のゴールを最後に、チームは無得点が続いている。そろそろ「沈黙」を破るべき頃合いだ。
心強いニュースもある。レアンドロの鮮烈復帰だ。２０２０年のルヴァンカップ決勝で先制点を挙げた国立競技場で、またも輝きを放てるだろうか。交代出場であっても、相手の脅威になることは間違いない。
