例外が2つ。ホスト国のカタールはFIFAランキング(実際には51位)にかかわらず「ポット1(第1シード)」に入れられた。もうひとつの例外は6月のプレーオフで決まる3チーム。こちらはすべて「第4シード」となった。
■対戦しきれない211の加盟国
日本はFIFAランキング23位。このままでもぎりぎりながら立派な「ポット3」なのだが、日本より上位の22か国のうち、6位イタリア、17位コロンビア、19位スウェーデンの3チームが予選で敗退し、18位ウェールズ、22位ペルーの2チームが6月のプレーオフに出場権獲得をかけているため、日本は「第3ポット」でも上から3番目という高い位置となった。ちなみに、この方式が採用された2010年以来の3大会、日本はすべて「ポット4」だった。
さて、問題はFIFAランキングである。現在FIFA加盟国は211もあり、同じ数のナショナルチームが国際試合の活動をしている。しかしながら代表チームの活動は原則として年間10試合程度。20年間、毎年違うチームと対戦しても、当然ながらまだ対戦しきれないということになる。そもそも対戦もしていないチーム同士の優劣(ランキング)をどう決めるのか。