マジョルカを勝利に導く活躍をした日本代表MF久保建英。指揮官のルイス・ガルシア・プラサ監督も称賛しているが、それは指揮官のコメントのみならず、決勝ゴールが決まった瞬間の選手・監督・様子からも実感できる。
■久保が決勝ゴール演出
マジョルカは現地時間2月14日、ラ・リーガ第24節でアスレティック・ビルバオと対戦。久保は右サイドハーフとして4試合連続のスタメン出場を果たした。
2−2の同点で迎えた88分、マジョルカはイ・ガンインからの左ショートコーナーからパスを受けた久保は、ペナルティエリア内のダニ・ロドリゲスへ絶妙なパスを供給。ロドリゲスは反転して右足でシュートを放つと、こぼれ球にベダト・ムリキが反応。ムリキのトラップは長くなるが、それに久保が反応し左足のシュート。ボールは左ポストに当たると、さらにGKウナイ・シモンに当たってゴールに吸い込まれた。記録はスペイン代表GKのオウンゴールだった。
決勝ゴール直後のベンチも喜び爆発。久保がベンチの方へ駆け寄り、チームメイトも久保のもとへ行く中、ガルシア監督は久保とは反対方向へ。右手で3と示し、久保とは逆方向へ走り去って行った。
マジョルカは2点先行も同点に追いつかれたが、久保が試合終了間際に決定的な仕事をやってのけた。久保は90分に途中交代。守備を堅めたマジョルカが1点差で逃げ切った。これでマジョルカは今季2度目のリーグ戦連勝となった。