FC東京「スーパールーキー」松木玖生ら新しい「軸」を打ち立て「新時代」を迎える!【J1リーグ全18チーム・2022年「理想布陣&フォーメーション」タスクと達成難度】(10)の画像
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■【画像】松木玖生をどう活かすか? FC東京の2022年シーズン理想布陣

 2022年のJリーグ開幕が迫ってきた。各チームは初戦に向けて仕上げに入っていこうとしている。
 目標を達成するには、明確なゴールの設定と、そこに至る道筋の逆算が必要だ。開幕戦は確かに大事だが、リーグ戦の1試合に過ぎず、その後もチームの歩みを止めないことが肝要だ。
 ぶれなく前進するために必要なJ1の各チームが追いかける「理想」と、そこにたどり着くための道のりを探る。

■次々生まれる「クラブ史上初」

 FC東京は、新時代に入ろうとしている。いや、入らなければならない。

 経営母体が変わった。株式会社ミクシィが、クラブの経営権を取得したのだ。

 ピッチ内も変わろうとしている。昨季終盤まで率いた長谷川健太監督によるサイクルが終わり、アルベル・プッチ・オルトネダ監督が指揮を執る。スペインサッカーを愛する原博美監督に率いられたことはあったが、スペイン人指揮官を招くのはクラブ史上初となる。

 ピッチ内には変化が求められており、その兆しは見えている。今季のFC東京には、新しい「幹」が生まれるかもしれない。

 まず、ゴール前にはヤクブ・スウォビィクが立つだろう。かつてセルビア人のブラダ・アブラモフが所属したが、クラブ史上初めて外国籍選手として正GKになるだろう。J2降格に必死に抗うように、ベガルタ仙台でいくつもの好セーブを見せてきた。仙台時代ほどに見せ場が多くならないことがベターだが、大きな安心感を仲間に与えることだろう。

 最終ラインの中央も、このオフに迎えたエンリケ・トレヴィザン木本恭生のCBコンビに任せられる。渡辺剛はヨーロッパへと旅立ったが、十分に絶対のコンビとして任せられる2人だ。

 最前線には、4年連続でチーム最多得点をマークしているディエゴ・オリヴェイラが君臨するが、その王座にも揺さぶりが必要だ。挑戦者の候補筆頭は山下敬大。大学卒業後、J2で3シーズンを過ごしたが、J1初挑戦となった昨季にサガン鳥栖でリーグ戦9得点。いまこそ突き抜けるチャンスであり、そのブレイクスルーはチームをも一段階引き上げる。

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