■ユンカー「ゴールはチームにとっても自分にとっても重要なもの」
移籍後の当初は、すぐに7試合連続ゴールを決めて無双状態のユンカーだったが、夏場を境にスタメンから遠ざかり、リーグ戦では6試合ぶりの先発となった。
リーグ戦でのゴールも実におよそ2か月ぶり。
自身のゴールについては、「以前、決めたゴールに似たような形だった。スペースに走りこんだところを、(平野)佑一が見ていてくれたのか、とても良いボールが来たので、あとは低いボールをファーに蹴るだけだった」と振り返り、「ゴールは常に狙っているが、リーグ戦では少しスタメンから離れてしまっていたので、久しぶりにスタートからプレーしてゴールを決めることができたのでうれしかった。ゴールというのは、チームにとっても自分にとっても非常に大事なものなので良かった」と、冷静に感想を述べた。
汰木の先制点もアシストしたユンカーだが、「早い時間帯でとても良いゴールだった。1タッチ2タッチでプレーして相手を崩した場面だったが、あのような素早いコンビネーションがあると、我々はもっと良いチームになれると思う」と、チームとしてのプレーにも手応えを感じた様子だった。
ユンカーが話すように、先制点の場面ではこれまで以上に縦への動き出しが早く、柏の守備陣を翻弄することができた。このような攻撃の手数が増えれば、よりチームの強みになるだろう。
ところで、前半21分のPKの場面では、ストライカーであるユンカーが蹴るものかと思われたが、意外なことに関根がキッカーを務めた。ユンカーはこれについて、「PKのキッカーは僕が判断したものではない。今日のキッカーはタカ(関根)で、彼がしっかりPKを決めたということが何よりもの結果です」と答えた。
関根がPKを蹴るのはこれまであまり馴染みのないシーンだったが、では、誰がこの判断を下したのだろうか―。
■試合結果
浦和レッズ 5―1 柏レイソル
■得点
15分 汰木康也(浦和レッズ)
21分 関根貴大(浦和レッズ)
23分 汰木康也(浦和レッズ)
33分 マテウス・サヴィオ(柏レイソル)
45分 キャスパー・ユンカー(浦和レッズ)
59分 江坂任(浦和レッズ)