サッカーあるところ、蹴球放浪家・後藤健生あり。カリブ海での若者たちの世界大会にも、馳せ参じた。かの地では、日本とは大きく異なる文化が待ち受けていた。
FIFAの大会では大会ごとにエンブレムやマスコットが作られます。それを商品化したグッズが世界中で販売されて、商品化権を持っているFIFAが大儲けできるというわけです。
しかし、マスコットもエンブレムも何年か経ってしまうと、すっかり忘れ去られてしまうことが多いようです。
たとえば、ロシア・ワールドカップのマスコットは「ザビバカ」という名前のオオカミでしたが、皆さん覚えてらっしゃいますか? エンブレムは、ロシアの宗教画のようなタッチで金色、黒、青、赤で彩色されたワールドカップ(トロフィー)でした。これには、とくに名前は付いていないようです。
2014年ブラジル大会のエンブレムは緑と黄色の3本の手でトロフィーを表したもので、マスコットは「フレコ」というアルマジロ。その前の2010年南アフリカ大会では、エンブレムは派手な色使いのアフリカ大陸の地図の前で黒い人がボールを蹴っているデザインで、マスコットは「ザクミ」という名前のヒョウでした。
つまり、エンブレムやマスコットには各国を代表する動植物が描かれることが多いようです。