■日本代表も変化を強いられる
また、変化を強いられる状況でもある。森保監督はジャマイカ戦の代替試合として行われたU-24日本代表とのチャリティマッチに出場したメンバーを主体として先発起用すると話したが、1つだけ変更が決まっている点がある。負傷離脱した大迫勇也が入っていたFWだ。
森保監督は大迫の不在が痛手であると認めつつも、チャンスでもあると考えている。
「大迫の存在は大きいですけど、大迫がいない時の戦い方をここでつくっていくことは、チームにとってプラスだと思う。タイプは同じではないかもしれないですけど、たくさん良いFWがいると思うし、そういう選手たちに経験を積んでもらったり、チームの中で他の選手と合わせてもらいながら最終予選に向けて、我々の戦い方の幅を広げる良い機会かなとポジティブにとらえています」
森保監督は、日本代表に招集するたびに、再会する選手たちの変化を感じているという。選手たちの成長を発見し、その変化をしっかりとチームの力に還元している。
「前回の活動から同じ選手を招集したとしても、いろいろなフィードバックをしている中、選手はいろいろな経験を積んで変わってきてくれていることが多いので。前回の活動からこういうことをやってほしいと話したことをチーム内で実践してくれて、所属チームの中でも実践して、また代表チームに帰ってきてくれる中で変化をみられる。そういう発見は毎回あるし、今回は私が監督している代表に初招集の選手もいるので、そういう選手たちのプレーを見ていろいろな発見はあります」
セルビア戦で、また新しい地平線を探しにいく。