■富山は上位対決で勝点9をゲット

 ホームで仙台を撃破した富山は、12節のRB大宮戦、14節の新潟戦、そして今節の仙台戦と、上位対決で勝点9をゲットした。ホームでの勝利は3節のFC今治戦以来、実に7試合ぶりだった。順位も3位から2位にあげている。

 テンポよくパスをつないでいく本来のサッカーで、前半から主導権を握った。ショートパスだけでなく長い距離の縦パスを効果的に使うことで、相手守備陣がパスの受け手に寄せきれない状況を作り出した。さらには、1本のパスで複数の相手選手を置き去りにする場面もあった。

 仙台撃破となった68分の決勝点は、途中出場の國武勇斗(20歳)が右サイドを単独で突破し、グラウンダーのクロスを左ウイングバック高橋馨希(25歳)が決めきった。後半の選手交代で右から左へポジションを変えていた高橋は、相手の右ウイングバックの帰陣よりも早くゴール前へ飛び込み、フィニッシュへ持ち込んだのだった。ボール支配率の高さからパスサッカーをイメージされやすい富山だが、「走る」、「戦う」といった原理原則もしっかりと追求している。

 RB大宮戦では、途中出場の國武と坪井清志郎(26歳)が勝利を引き寄せる得点を決めた。坪井は新潟戦でも決勝弾を叩き出した。そしてこの日も、後半からピッチに立った國武がアシストを決めている。富山はスタメンと控え選手のクオリティに差がなく、今回の連戦も先発を変更しながら勝利をつかんだのだった。

 総得点27はリーグ2位タイで、総失点14はリーグ最少2位タイである。勝ちながら課題を修正していくサイクルでチームとしての練度を高め、攻守ともにスキがない。富山の快進撃は、まだまだ続きそうだ。

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