■前半はホームの富山に押し込まれ
富山はボール保持の志向が強い。平均ボール支配率のスタッツは、つねにリーグ上位にある。それに対して、仙台のボール支配率のスタッツはリーグ中位だ。それでも、シュート総数やチャンスクリエイト総数ではリーグの上位に名を連ねる。
彼我のスタイルを考慮すれば、富山にボールを握られるのは想定内だっただろう。そのなかで、どれだけ相手ゴールへ迫ることができるのか。仙台は武田英寿(25歳)らのキッカーを揃えており、リスタートも得点機になり得る。
富山はダブルボランチの谷本駿介(25歳)と竹中元汰(23歳)が、攻撃の起点になっている。相手の攻撃の仕組みは織り込み済みのはずだが、前半は谷本に決定的な仕事をさせてしまった。距離の長い縦パスをブロックの内側へ差し込まれ、下がりながらの守備を強いられた。
右ウイングバックで起用された相良は、右サイドからカットインして左足を振った。しかし、ファイナルサードでの仕事は、38分のこのシーンに限られる。1トップ2シャドーのコンビネーションによる崩しも、彼ら3人に相良が絡む場面もほとんどなかった。
前半の仙台は、シュートを2本しか記録していない。富山にはバーを叩かれるシーンもあった。0対0で折り返したものの、このままでは勝機を見出すのが難しい内容である。








