現地10月22日に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第3節。リヨン(フランス)は敵地でホッフェンハイム(ドイツ)に0-3で敗れたものの、左ウイングとしてスタメン出場した日本代表MF中村敬斗が魅せた“極上のチャンスメイク”がファンの視線をくぎづけにしている。
4日前のリーグ戦で一発退場という悔しい思いを味わった中村だが、この日は立ち上がりからアグレッシブだった。前半10分には、フリーキックのこぼれ球にいち早く反応し、ペナルティエリア外から強烈なハーフボレーを枠に飛ばして相手ゴールを脅かす。
■ 疾風の40m独走! 相手の意表を突く“必殺キラーパス”
そして、最もスタジアムを沸かせたのが前半37分のスーパープレーだ。
自陣でのコーナーキックのピンチを凌ぎ、一気にカウンターへ転じたリヨン。こぼれ球を拾ったカイエル・ブダーシュからのパスを自陣中央で受けた中村は、迷うことなく前を向き、トップスピードでドリブルを開始する。
ピッチ中央を疾風のごとく約40mにわたって独走し、一気に敵陣深くへとボールを運ぶ。相手DF陣も決死のスプリントで帰陣する中、中村は軽やかなステップと滑らかなボールタッチで絶妙なタメを作り出し、自らの時間とスペースを生み出した。
相手ディフェンダーたちの視線が完全に「中村のシュート」へと誘導された次の瞬間。足首のしなやかな返しだけで方向を変え、針の穴を通すような意表を突くスルーパスを繰り出したのだ。後方から猛然と駆け上がってきたブダーシュの足元へ、ピタリと届く完璧な“キラーパス”だった。
決定的な先制アシストかと思われたが、フリーでボックス内に侵入したブダーシュのシュートは、絶妙なタイミングで飛び出してきた相手GKの体に当たり、惜しくもゴールネットを揺らすには至らなかった。
































