10月17日に行われたJ1リーグ第17節。サンフレッチェ広島は本拠地で京都サンガF.C.を迎え撃ち、3-0の鮮やかな完勝を収めた。圧巻のゴールラッシュに称賛が集まるなか、ピッチでひときわ異彩を放ったのが、20歳の若き至宝・MF中島洋太朗だ。
■怒涛のゴールラッシュ! 鮮やかな3発で京都を粉砕
舞台は秋晴れのエディオンピースウイング広島。リーグ戦3連勝中で波に乗る広島だったが、序盤は思わぬ大ピンチを迎える。しかし、ここは守護神・大迫敬介のビッグセーブで冷静に凌ぎ切った。
試合が動いたのは後半3分。菅大輝が1年半ぶりとなる待望の今季初ゴールを叩き込み、ついに均衡を破る。続く後半33分には、浅野拓磨からの絶妙なパスを引き出したFW鈴木章斗が今季8ゴール目をマークしてリードを広げた。
極め付きは後半37分。複数人が絡む流れるようなカウンターから、最後は加藤陸次樹が豪快にサイドネットを揺らしてトドメの3点目。流麗なパスワークと決定力を見せつけ、見事な完勝劇を演じてみせた。
■スタジアムの時間が止まった…。20歳・中島洋太朗が魅せた「極上の空間認識」
この完璧な試合運びのなかで、U-21日本代表でもある中島は圧倒的な存在感を見せつけた。ダブルボランチの一角としてスタメン出場を果たした背番号35が魅せたのは、0-0で迎えた前半24分のことだ。
左サイドの東俊希が放ったクロスに対し、ペナルティーエリア手前で相手DFがヘディングでクリア。ワンバウンドしたそのこぼれ球に対し、後方から猛然と走り込んだ中島が素早く反応する。
ボールをふわりと浮かせて相手のプレスを無力化すると、空中でしなやかに身をこなし、そのまま右足を一閃。ハーフボレーで放たれた美しすぎるシュートが、一直線にゴール右上の隅を強襲した。
スタジアムの観客が思わず息を呑み、まるでそこだけ時間が止まったかのような錯覚に陥るほど芸術的な一撃。シュートは惜しくもクロスバーを激しく叩いてゴールには至らなかったものの、自身の底知れぬ才能を見せつけ、チームに絶大な勢いをもたらすスーパープレーだった。



























