■アフリカで起きた紙幣の紙屑化
その英国の銀行券には「(紙幣の)所有者に〇〇ポンドを支払うことを約束する」と、香港の銀行券とほとんど同じ文言が書かれています(いや、順序が逆ですね。香港は1997年まで英国の植民地だったから英国の銀行券と同じ文言が書いてあったわけです)。
それが「兌換紙幣」であるにしても、そうでないにしても、政府や国家をバックに持つ中央銀行の信用があるからこそ、ただの「紙」である紙幣に価値が生じるのです。
その信用が失われれば、紙幣は価値を失い、インフレーションが到来します。
その最たるものがジンバブエ・ドルです。1980年の独立(旧・英領南ローデシア)とともに導入されたジンバブエ・ドルですが、政府の経済政策の失敗で経済は破綻。ドルの信用は失われてハイパーインフレーションが発生。ジンバブエ・ドル紙幣はついに紙屑になってしまい、2009年には発行停止。その後は米ドル紙幣や南アフリカ・ランド紙幣が使われていました(2024年にジンバブエ・ゴールドという新通貨が導入されたそうです)。
























