蹴球放浪家・後藤健生はサッカー観戦のために世界を渡り歩く。その過程で、気づくことがある。サッカーが時代とともに変化するということだ。そして、各国での旅に欠かせない物も、やはり時代の変化には抗えないことに気づいた。
■「兌換紙幣」なるもの
さて、ただの「紙」でしかない紙幣ですが、昔の紙幣は貴金属の裏付けがありました。その紙幣を銀行などに持っていくと、その紙幣の額面と同等の金と交換してくれることになっていたのです。これを「兌換紙幣」といいます。
僕の紙幣コレクションの中にも“その事”が明記されている紙幣があります。
たとえば、香港ドルの紙幣。
今は「中華人民共和国の香港特別行政区政府」が額面10ドルのプラスチック製の政府紙幣を発行しており、同時に香港上海銀行、チャータード銀行(渣打銀行)、中国銀行という3つの銀行が発行するさまざまな額面の銀行券が流通しています(中国返還前は政府紙幣はなく、3つの銀行の銀行券だけでした)。
その銀行券にはすべて、「(紙幣の)所有者に〇〇ドルを支払うことを約束する」と英語で書いてあります(10ドルの政府紙幣には書いてありません)。


























