後藤健生の「蹴球放浪記」第337回「サッカーも紙幣も時代と共に」の巻(1)サッカー観戦で集めた紙幣はただの紙?電子決済の死角と危うさの画像
多くの日本人ファンも訪れた今年のワールドカップ。紙幣というコレクションが残っている人も多いはず。撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【画像】まさかの「100兆ドル紙幣」! 世界の紙幣コレクション

 蹴球放浪家・後藤健生はサッカー観戦のために世界を渡り歩く。その過程で、気づくことがある。サッカーが時代とともに変化するということだ。そして、各国での旅に欠かせない物も、やはり時代の変化には抗えないことに気づいた。

■両替必須だった時代

 最近は世界中どこに行ってもキャッシュレスで現金(紙幣や硬貨)を使うことがなくなりましたが(日本はキャッシュレスが遅れていて、今でもレジで小銭をやり取りしている光景をよく目にします)、昔はどこに行っても現金払いでした。

 ですから、海外旅行をすると両替をしなければなりませんでした。

 到着すると空港や駅ですぐに両替をしないとバスやタクシーに乗ることもできません。しかし、空港での両替はレートが悪いので、空港外にある銀行まで歩いて行って両替したり、最低限の金額だけ両替したりと苦労は絶えませんでした。しかも、窓口が開いているのは昼間だけだったり、大昔は日曜日には終日閉まっていたり……。

 帰国する時も両替をしなければいけません。米ドルなどの国際通貨なら他の国でも、日本に帰ってからでも両替できますが、国際的に通用しない通貨だったら、その国の空港を出発する時に両替しておかないと使い道がなくなってしまいます。

 しかし、飛行機の出発時間が迫っていたり、空港内の両替窓口が閉まっていたので両替できずに、その国の紙幣やコインを持って帰ってくることもよくありました。

 そういえば、ワールドカップ観戦でアメリカに行った時に余った米ドルが今でも僕の財布の中に入っています。たった13ドル(約2000円)なのでそのままにしてあるのです。米ドルですから、どこか他の国に行った時に使えるでしょうから。

 そういうわけで、世界各国の紙幣が僕のコレクションになっています。

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