J1・J2ともに上位から下位までが数ポイント差にひしめき合う超・大混戦の今シーズン! 後編でスポットを当てるのは、冷や汗流れる「残留争い」と「波乱含みのカード」だ。天皇杯で120分間の泥沼の激闘を強いられたチームや、日程の恩恵をフルに受ける休養十分のチームなど、明暗はあまりにもくっきりと分かれている。過去の対戦成績や苦手意識(ジンクス)すら一気に塗り替える、大高配当必至の“穴馬”を徹底解剖する!【第2回/全2回】
■ 「120分の死闘」で疲弊した長崎…最下位・千葉が噛みつく千載一遇のチャンス
現在、J1上位陣が混戦を極める一方で、順位表の底に目を転じれば、最下位のジェフユナイテッド千葉から16位のガンバ大阪までわずか「2ポイント差」というカオスな状態が広がっている。順位表の冷や汗流れる残留争いが今節、さらに激しさを増すかもしれない。
現在最下位に沈む千葉だが、今節は一気にジャンプアップを果たす最大のチャンスを迎えている。ホームに迎えるのは15位のV・ファーレン長崎。勝ち点差はわずかに「4」だ。
両チームとも水曜日の天皇杯3回戦で不覚を取り、敗退を喫したショックを抱えている。しかし、その敗戦の「質」と身体的ダメージを比較すれば、深手を負ったのは明らかに長崎のほうだ。
長崎は主力メンバーを惜しみなく投入しながらも延長戦まで突入し、120分間の激闘の末に涙を呑んだ。心身ともに負ったダメージは計り知れない。さらに恐ろしいのは、長崎がその120分間で放ったシュートがわずか「5本」に抑え込まれていたという攻撃の停滞感だ。
対する千葉は1点差で敗れはしたものの、ファジアーノ岡山を上回る15本のシュートを放ち、PKも獲得するなど相手ゴールを脅かし続けた。
過去のデータを見れば、千葉はホームで長崎相手に2勝しかしておらず、直近でも連敗中と苦手意識がある。しかし、今季の長崎が「アウェイ全敗」という衝撃的な弱さを見せている事実も見逃せない。疲弊し切った長崎を、千葉がホームの歓声に乗って呑み込むはずだ。最下位脱出の勝利で、残留争いはさらに混迷を深める!




































