■美しいパス回しの罠…相手に分析・適応されやすい「パターン通りの攻撃」
決定力不足は決勝戦だけの問題ではなかった。
この大会、日本はグループステージを3戦全勝で勝ち抜き、準々決勝でも北朝鮮に1-0で勝利。無失点のまま準決勝に進出。準決勝では大会最強チームの一つウズベキスタンと互角の試合となり1-1の引き分けに終わり、日本はPK戦に勝利して決勝進出を決めていた。
しかし、たとえばグループステージ初戦の香港戦には2-0で勝利したものの、試合内容からいえば3点目、4点目を取れていてもおかしくない試合だった。
きちんと攻撃の形はつくるものの、なかなかそれをゴールに結びつけられないのだ。
一つの原因は、日本の攻撃がパターン通りにボールを動かすものだったこと。そのため、決まった得点にはパスがきれいに展開される美しいゴールが多かったが、パターン通りの攻撃が多くなると相手に分析されて対策を講じられてしまう。事前の情報がなかったとしても、相手が日本の攻撃のパターンに慣れてしまうこともある。
現在のU-21代表の目標は2028年のロサンゼルス・オリンピック出場である。予選を兼ねたU-23アジアカップは日本で開催されることが決まっているが、ロサンゼルス大会から男子サッカーの参加国数が16から12に削減され、それに伴って従来は「3.5」が与えられていたアジア枠は「2」に減らされてしまう。
つまり、オリンピックに出場するにはU-23アジアカップで準優勝以上の成績が必要となるのだ。
































