■15年ぶりの戴冠へ!国立を熱狂させた「切り札」の投入
国立競技場を包み込む大歓声の中、森保ジャパンが歴史を刻んだ。10月5日に行われたキリンカップ決勝・ニュージーランド代表戦。4年ぶりの開催となった本大会のフィナーレで日本代表は2-1の勝利を収め、実に2011年以来、15年ぶりとなる戴冠を果たした。
このメモリアルな一戦で、スタジアムの空気を一変させた男がいた。1-1の同点で迎えた後半19分、ピッチへ送り出された中村敬斗だ。
ベンチで研ぎ澄ませていた牙を、解き放つときが来た。
■電光石火の縦突破!堂安律の決勝点を引き寄せた“絶品アシスト”
「サイドが空いていた。持ったら縦に仕掛けよう」
頭の中のイメージは、ピッチに立った瞬間から明確だった。オープンになりかけた試合展開を見逃さず、中村はボールを受けるや否や、一気にアクセルを踏み込む。
相手DFの逆をつく鋭いファーストタッチ。切れ味抜群のドリブルで一瞬にしてサイドを切り裂くと、ゴール前へ絶妙なラストパスを供給する。そこへ飛び込んできたのは堂安律。ドンピシャのタイミングで合わせたシュートがネットを揺らし、熱狂の勝ち越しゴールが生まれた。
冷静な状況判断と圧倒的な個の打開力——。中村の狙いすました一閃が、チームを栄冠へと導いた瞬間だった。
■試合直後とは思えない美しさ…マイク接近のお茶目なお辞儀と“爽やかスマイル”
ドラマはピッチの上だけでは終わらない。視聴者の心を射抜いたのは、試合直後のフラッシュインタビューだった。
森保一監督、上田綺世、堂安律に続いてカメラの前に姿を現した中村。汗をかいた試合直後にもかかわらず、その存在感は圧倒的な“キラキラ感”に包まれていた。
インタビュアーからの「ナイスアシストでした」という言葉に、「ありがとうございます!」と勢いよく頭を下げた瞬間、マイクにぶつかりそうになるお茶目なハプニングが発生。照れくさそうに姿勢を正しながらも、得点シーンを落ち着いた口調で振り返った。
「(ベンチでは)自分が入ったときのことをイメージしてましたし、サイドにスペースがあるのがわかっていたので、こう仕掛けていこうって決めてました」
来月に控える強豪ブラジル、パラグアイとの対戦へ向けて「もっと難しい試合になると思うんで、しっかり準備して絶対優勝したい」と表情を引き締めると、自身も悔しい思いをした来年1月のアジアカップへ向けても「個人的にもいい大会にしたい」と力強く宣言。
そしてインタビューの最後、再び丁寧に会釈すると、白い歯を覗かせた極上のカメラ目線スマイルを披露して締めくくった。




























