■前半被シュート1で磐田はビハインドを背負う

 その後もボールを保持するのは磐田である。前半だけで10本のシュートを浴びせ、新潟には1本しか許さなかった。

 ところが、その1本が失点につながってしまうのである。

 30分だった。右サイドからのクロスを、CBダニーロがクリアする。味方へつなごうとしたのか、クリアが短くなってしまう。そのボールを新潟MF大西悠介(25歳)にワンタッチでさばかれ、FWマテウス・モラエス(26歳)にペナルティエリア正面外から決められてしまうのだ。

 J2・J3百年構想リーグでチームトップの5得点を記録したマテウス・モラエスは、J2でトップクラスの決定力を持つ。ワンチャンスで仕留めた彼を褒めるべきシーンとも言えるが……。

 前半を0対1で終えた磐田は、後半開始とともに3枚替えで攻勢に出る。ところが、60分に2失点目を喫してしまう。磐田の左サイドから右サイドへ大きく展開され、右サイドからのクロスをFWイウリ・カスティーリョ(31歳)にバックヘッドで流し込まれた。ヘディングシュートのコースは絶妙で、これもまた相手の技術を讃えるべきシーンだったが……。

 いずれにせよ、新潟は少ない好機で2ゴールを記録し、磐田は得点機を生かせない。それがそのまま、スコアに反映されていった。

【後編へ】
(2)へ続く
  1. 1
  2. 2