■揺るがぬ柏のポゼッションと決定力。主力を欠く東京Vを沈めた“役者たち”
柏の多彩な攻撃に対し、ゴール前でなんとかこらえていた東京Vだったが、後半もボールを握られ続けると、後半20分に瀬川祐輔の強烈なミドル弾を浴びてついに逆転を許してしまう。
ボールを握られ続け、攻撃に出るきっかけを見つけられなくなってしまった東京Vは、選手交代で熊取谷一星と仲山獅恩のダブルボランチに変更。リスクを取って前を目指そうと試みる。だが、柏のポゼッションにおける優位性は揺るがない。東京Vは川崎から新加入のFW神田奏真も仲山と同時に投入したが、前線までボールが届かない歯痒い時間が続いた。
終盤に突入する後半34分、試合開始から最前線でDF古賀らと激しく体を張り続けてきた染野唯月をピッチに残したまま、白井亮丞も投入。染野、神田、白井という、ふだんの東京Vとは異なる前がかりな布陣で同点ゴールを狙いにいく。
しかし、そこでも上回ったのは柏のクオリティだった。東京Vの2列目への守備対応が弱まった隙を逃さず、華麗なパス交換から最後は久保が追加点を奪取して勝負あり。最後まで東京Vの反撃を封じ込め、柏がキャラクターの異なる両サイドの威力を存分に見せつける形で開幕2連勝を飾った。
敗れた東京Vは、2試合続けて試合をリードしながら勝点5を失うという痛恨の結果に。主軸を欠く苦しい状況は続くが、「いつまでも残留争いと言いたくない、という思いは全員が持っている」(川崎戦後、城福監督)と「超野心的」であることを貫こうとする姿勢は決して崩していない。「サポーターに申し訳ない」と悔しさを噛み殺す指揮官のもと、全員で同じ方向を向き、次節以降での逆襲を誓う。
■試合結果
東京ヴェルディ 1-3 柏レイソル
■得点者
2分 林尚輝(東京V)
11分 遠藤渓太(柏)
65分 瀬川祐輔(柏)
82分 久保藤次郎(柏)




































