■ 10人での猛反撃と、勝敗を分けた「股抜き」の必然

 この後、78分に渡邊凌磨のクロスに金子拓郎がダイビングヘッドを決めて再び同点になる。さらに、80分には渡邊のマイナスのパスを南野遥海がゴールに叩き込む。しかし、途中出場のウェルトンが同点ゴールを決めて3-3になる。このシーンでも守備側の問題となるシーンがあった。

 何度も指摘していることだが、浦和の守備側の人数は足りている。しかし、得点を許してしまう。ウェルトンがシュートを打つ場面でも、浦和のCBの宮本優太が足を広げてケアしようとする。ウェルトンは広げられた足の股を抜いてゴールを決める。そして86分、最後にゲームを決めたのは、途中出場の植中朝日のヘディングである。

 浦和の守備陣が基本動作をしないで、足を広げて守備をしている。G大阪の得点は、浦和が守備の人数をかけていても、ディフェンダーが足を広げてケアしに行ったところを、ことごとく股抜きでゴールを決められている。基本から外れた動きをすれば、必ずマイナスの作用をもたらしてしまう。

 1人少ない状況で、果敢に戦う姿勢を見せた浦和レッズは、攻撃に関しては光が見えるが、守備に関してはテコ入れが必要だ。次節のサンフレッチェ広島戦では、今回と同じメンバーを組んでくるのか、それともメンバーを変えてくるのか、曺監督の采配に注目したい。

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