■「予測して走ってるのがすごいよ」敵味方を超えた感動

 正確な公式記録は残っていないものの、おそらく天皇杯史上で最年長記録になるであろう偉大なゴール。その歴史的瞬間は、なんと対戦相手である「いわき古河FC」の公式SNSによって公開された。

 キングカズの決して衰えないゴール前での嗅覚を目にしたファンの喜びはもちろん、チームとしては悔しいはずの「失点シーン」であるにもかかわらず、日本サッカーの宝の偉業を称えて映像を公開したいわき古河FCの粋な計らいに、SNS上では称賛の声が鳴りやまなかった。

「すごいなぁ」
「いぶし銀だ! あそこに来ると思って走ってるんだもん」
「メッシのようなポジショニング」
「ちゃんとボールがこぼれるところを予測して走ってるのがすごいよ」
「スピード・パワーは衰えても、一瞬の判断力だったり嗅覚は幾つになっても衰えない証明をし続けてるのは凄いことだよ」
「相手ゴールなのにしっかり記録してるし、それを上げてくれるなんて感謝しかない」
「日本サッカーの足元はいわき古河FCさんのようなチームが支えていると思います。そして素晴らしい動画のアップもありがとうございます」

 歴史的ゴールの3分後、三浦は清水一雅との交代で大きな拍手に包まれながらピッチを後にした。チームはその後も得点を重ね、7-0で大勝。

 試合後、いわき古河FCのSNSは、三浦が自チームの全選手と丁寧に握手を交わしたという投稿を複数リポストしていた。

 敵味方を超えたノーサイドの精神と、ひとりのレジェンドへの心からのリスペクト。59歳のキングがピッチに立つだけで、そこには言葉にできない感動のドラマが生まれるのだ。

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