「メッシ級ポジショニング」「嗅覚は衰えない」59歳カズの歴史的ゴール、対戦チームの“粋な計らい”に称賛の嵐「相手ゴールなのに」「感謝しかない」の画像
天皇杯予選でゴールを決めた三浦知良。対戦相手の“漢気”にも称賛の声が集まった。撮影/原壮史(Sony α1使用)

「キング」がまたしても、日本サッカー界に新たな伝説を打ち立てた。「キングカズ」こと福島ユナイテッドFCのFW三浦知良(59)が、公式戦で見事なゴールをマーク。その貴重な映像が公開され、彼の衰え知らずの才能とともに、映像をいち早く発信した“対戦チームの漢気”に大きな称賛が集まっている。

 舞台となったのは、7月25日に行われた天皇杯の福島県予選決勝・いわき古河FC戦だ。
三浦は今季からJ3の福島ユナイテッドFCでプレーしており、歴代最年長選手としてJの舞台へ帰還した。J2・J3百年構想リーグでは5試合に出場し、開幕戦こそ先発したものの20分で交代。最長出場時間は第15節・藤枝MYFC戦の22分間に留まり、ここまでゴールは生まれていなかった。

「さすがに年齢には勝てないのか」――周囲からそんな声も漏れ始めた中、キングはまたしても常識の壁を鮮やかに打ち破ってみせたのだ。

 この日の予選決勝で、三浦はスタメンに名を連ね、キャプテンの腕章(アームバンド)を託された。

 福島は前半だけで4点を奪う猛攻を見せる。ハーフタイムに2人の選手が交代したが、三浦は後半もピッチに立ち続けた。

 そして、ついに「その時」が訪れる。後半7分、真新しいゴールネットが揺れたのだ。

 川崎フロンターレから育成型期限付き移籍中のMF永長鷹虎が、右サイドからキレのあるドリブルでペナルティエリア内に侵入。次々と相手DFをかわして抉ったところで、ゴール前の中央へスルスルと走り込んでいたのが三浦だった。永長からの丁寧なラストパスに対し、絶妙なポジショニングから右足を振り抜き、しっかりと枠へ蹴り込んだ。

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