【W杯】「まじでえぐい」中村敬斗、極上ノーステップ弾に反響「惜しかった〜」「キーパーも凄い」次戦の“お得意様”ブラジル戦へ温存かの画像
W杯3試合連続でスタメン出場を果たした日本代表MF中村敬斗。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 現地時間6月25日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)グループFの第3節。日本代表はスウェーデン代表と1-1で引き分け、見事にグループ2位での決勝トーナメント進出を決めた。緊迫した攻防が続く中、前半終了間際に中村敬斗が魅せた「高度なフィニッシュシーン」に、ファンから感嘆と悔しさの入り混じった声が殺到している。

 両チームともに「引き分け以上でグループ突破」という絶対条件を抱えてキックオフの笛を聞いたこの一戦。3-4-3のシステムを敷き合う完全なミラーゲームとなった影響もあり、序盤から激しい主導権争いが勃発した。スウェーデンが徹底したロングボール攻撃で圧力をかければ、日本も強固なブロックで応戦し、互いに決定機を作れない息詰まる膠着状態が続いていた。

 その重苦しい空気を一瞬で切り裂いたのは、左ウイングバックとして3試合連続スタメン出場を果たした背番号13だった。

 前半アディショナルタイム突入直前の45分。左サイドに堂安律も流れて分厚い攻撃を仕掛けると、鎌田大地からペナルティエリア内へ鋭いショートパスが入る。これを前田大然がワンタッチで叩き、左45度の極めて狭いスペースでパスを受けたのが中村だ。

 立ちはだかる大柄な黄色い壁。完全に包囲された状況だったが、ここから中村が異次元の技術とシュートセンスを炸裂させる。

 ゴールに背を向けた状態から滑らかなワンタッチで前を向くと、対峙するディフェンダーの足の動きを冷静に見極める。そして、わずかに空いたコースを通すように、予備動作を完全に消したノーステップの状態で右足インサイドを振り抜いた。

 逆サイドのサイドネットを狙った、芸術的なコントロールシュート。完璧な軌道を描いたボールは枠内を鋭く捉えていた。

 しかし、スウェーデンのゴールマウスには、身長197cmを誇るイングランド・ダービー所属の長身GK、ヤコブ・ゼッターストロームが君臨していた。目一杯に腕を伸ばした巨漢守護神の左手一本によるスーパーセーブに阻まれ、惜しくもゴールとはならず。それでも、後半の日本の攻撃に絶大な期待を抱かせる、極上のワンプレーだった。

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