北中米ワールドカップを現地取材中の大住良之氏。コラム後編は、前編で圧倒的な決定力を見せつけたメッシと、熟練のゲームメイクで魅せるモドリッチに続き、ポルトガル代表の“大黒柱”クリスティアーノ・ロナウドの現在地に迫る。
不要論というバッシングを自らのゴールで吹き飛ばし、スタジアムの空気を一変させた41歳の生ける伝説、C・ロナウド。そして大住氏は、時計の針を20年前に戻し、若き日のメッシ(当時18歳)とモドリッチ(当時20歳)が代表戦で初めて激突した“2006年の伝説の親善試合”の貴重な目撃証言をひも解く。
鉛筆のように細かった無名のモドリッチと、代表初ゴールを挙げた若きメッシ。そこから20年間、世界のトップ・オブ・トップを走り続ける「常識を超えた奇跡の3人」を追う、歴史と浪漫にあふれた極上レポート!
■ロナウドも活躍
もう1人の「2006年組」、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドは、初戦のコンゴ民主共和国戦はフル出場したものの精彩を欠き、メッシとは対照的に「不要論」が出るなどバッシングを受ける結果となった。しかしウズベキスタン戦では見事な2ゴールを決め、場内の声援を「クリ~スティア~ノ、ロナウ~ド!」一色にしてしまった。
後半アディショナルタイムの絶好機にスライディングシュートを試みたもののわずかに届かず、少しずれたパスも受けきれない場面が散見されるなど、たしかに「衰え」は見える。しかし、その存在感は41歳にして抜群だった。
3人の「2006年組」のなかでは、1985年2月5日生まれのロナウドが最年長である。モドリッチは同じ年の9月9日生まれ、大会後に41歳を迎える。そしてメッシは最も「若く」、1987年6月24日生まれ、この記事を書いている日に39歳の誕生日を迎えた。
































