■RB大宮は後半先制も逆転を許し…

 この日は前半を0対0で折り返すと、61分にスコアを動かす。左SB加藤聖の左CKを、ゴール前中央のCB西尾隆矢がヘディングで合わせる。きっちりインパクトできずにボールはペナルティエリア内右へ流れるが、ここに山本がいた。右足のワンタッチシュートを、ゴール左下へグサリと突き刺したのである。

 1対0のまま試合を運んでいくが、71分に同点とされる。左CKから失点した。

 飲水タイムを挟んで再開されると、宮沢監督は18歳の2種登録選手のMF小林柚希、ベテランのFW杉本健勇を投入する。自陣での攻防が続いているなかで、ドリブルで局面を打開できる小林と、ボールを収められる杉本を送り込んだが、自陣からなかなか抜け出せないのだ。

 85分には2失点目を喫してしまう。ペナルティエリア内やその周辺でテンポよくパスをつながれるシーンが続いていたなかで、途中出場の選手に決められてしまった。指揮官が「少しバタついている」と指摘した前節までと同じように、ペナルティエリア内へ侵入されてそのまま決められてしまった。

 後半のRB大宮は、シュートを2本しか放っていない。山本のゴールを除けば1本だ。80分、途中出場の小林がペナルティエリア手前から左足を振ったシーンのみにとどまる。公式記録に記載されなかったシュートはあるものの、ゴールシーン以外は相手守備陣を崩すことができていない。後半は明らかに長野のゲームだった。

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