【サッカー今日は何の日?5月21日】ワールドカップ共催を記念するゲームでセリエAの「パイオニア」が代表デビュー!国立競技場に迎えるは宿敵、韓国!の画像
ワールドカップ共催の記念試合で韓国と激突!

1993年の5月15日にJリーグが開幕し、同年の10月28日に『ドーハの悲劇』、そして1997年11月16日の『ジョホールバルの歓喜』を経て、初めてワールドカップ出場を果たした日本サッカー界。このシリーズ連載では、時に人々を歓喜させ、時に人々を悲嘆させた、日本サッカーの歴史を紐解きながら、サッカーに関連する「今日の出来事」を紹介する。


 ライバル関係にある韓国との55試合目の対戦は、2002年にワールドカップを共同開催する記念シリーズの一環。フランスでの本大会出場権をかけた最終予選が予定されている1997年の5月21日、東京・国立競技場のナイトゲームとして行われた。

 勝負の年に加茂周監督は横浜フリューゲルス時代からの秘蔵っ子で前年のアトランタ・オリンピックで活躍したMF前園真聖を中心に据えたチームを作ろうとしたが、3月に始まったワールドカップ1次予選で停滞。このゲームでMF中田英寿を初めてスタメンで起用した。

 本田泰人をアンカーぎみに置いて名波浩、山口素弘と中田で組ませた中盤が機能して、韓国を押し込み、中田自身も35分に決定的チャンスをつかんだ。後半にコーナーキックから故・柳想鉄に先制されたが、後半もリズムをつかんだままの日本は終了3分前にDF相馬直樹のクロスを中田とともに代表デビューのFW西澤明訓がヘッドで折り返したところにつめたカズ(三浦知良)が倒されてPK。これをカズ自ら蹴り込み、同点に追いついた。

 新芽が頭を出した日本はシュート数で13対5と圧倒。名波と息があったプレーを見せた中田は、このゲームから攻守の中心になってチームを牽引していく。

 フランス・ワールドカップへの光明を得た一戦ではあったが、この4カ月後、同じ国立でのワールドカップ最終予選で韓国に1-2と逆転負けを喫し、土壇場に追い込まれることになる。

  1. 1
  2. 2