「三笘みたい」「昔の香川」J2長崎から欧州へ!25歳の雑草MFが名門相手に空中ドリブル突破!魔法のタッチに「ジョーカーで代表選出こい!」の画像
J2長崎から欧州へ。非エリート25歳MFの華麗なる「空中ドリブル突破」が大きな話題に!写真前列左、後藤啓介。同右、松澤海斗。撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)

 ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)に所属する日本人アタッカーが、欧州の名門を相手に見せた圧巻のパフォーマンスに現地が熱狂。そのプレーを目にした日本のファンからは、「ポスト三笘」としてサッカー日本代表入りを期待する声が相次いでいる。

 日本企業がオーナーを務め、数多くの日本人選手を輩出してきたSTVV。現在はW杯戦士の谷口彰悟や若きストライカー後藤啓介ら実力者が揃う中、一際異彩を放つ経歴を持つのが、2025年6月にJ2のV・ファーレン長崎から完全移籍で加入した松澤海斗だ。

 松澤は、年代別の代表選出やJ1でのプレー経験はない。高校時代は全国大会とは無縁、大学時代も東海学生リーグ2部を経験。プロ入りを勝ち取ったのは大学卒業直前の2023年のことだった。

 しかし、J2長崎から始まった彼のプロキャリアは、そこから着実な上昇曲線を描く。加入初年度の2023年から16試合2得点と頭角を現すと、翌2024年には34試合に出場。J2で2年半にわたり心技体を磨き抜いた末、2025年夏に満を持して世界への扉を開いた。まさに自らの足で道を切り開いてきた「叩き上げ」の男なのだ。

 STVV加入後は途中出場が続いていたが、優勝を争うプレーオフ1の前節でついに初先発。そして迎えた昨日のアンデルレヒト戦、再びスタメンに名を連ねた松澤は、見る者の度肝を抜くプレーを見せる。

 0-0で迎えた後半41分、自陣ハーフウェーライン付近で浮き球のパスを受けた松澤。ここから「魔法」が始まる。ボールを一度も地面に落とすことなく、右足アウトサイド、右足、そして頭と、走りながら変幻自在のタッチで相手を翻弄。空中を制するようなドリブル突破に、ホームのサポーターからは地鳴りのような拍手と声援が沸き起こった。

 さらにゴール前までボールを運び、意表を突くノールックパス。惜しくも得点にはつながらなかったが、名門相手に決定機を完璧にお膳立てしてみせた。
 

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