J1の清水エスパルスが、毎年恒例の行事を見事にビジネスに結びつけた。その驚きの発想に、多くの人が称賛を送っている。
4月1日は、エイプリルフールで知られる。この日1日だけは、ウソをついても許されるという、世界共通の「行事」である。
エイプリルフールを、Jリーグの多くのクラブも活用した。SNSなどを通じて冗談じみたウソを発信して、その面白さを競った。
清水も、しっかりと時流を逃さなかった。試合当日にもかかわらず、午前中から凝った投稿を連投。犬の蓮川茶々とプロ契約を締結したと、愛らしいユニフォーム姿の写真とともにウェブサイトなどで発表。蓮川壮大の愛犬を迎えた理由などを、吉田孝行監督らのコメントも用意して、大々的に発信したのだ。
もちろん、これはエイプリルフールのネタ。最初の投稿からほどなくして、ネタばらしをしていた。
通常ならば、ここまでが一連の流れとなる。だが、清水はそこで攻め手を止めなかった。
ネタばらしの余韻が残る中、「ウソから出た実(まこと)」とばかりに、茶々が着ていたユニフォームと名前入りフェイスタオルを本当にグッズ化し、販売の告知を行ったのだ。エイプリルフールである「4月1日」にちなんで、背番号は「41」。背番号の下には「CHACHA」の名前と共に、可愛らしい犬の足跡マークまでプリントされており、冗談から生まれたとは思えないほど細部までこだわった本格的なアイテムとなっている。
単なる話題作りで終わらせず、ファンの熱が冷めないうちに「エイプリルフール企画グッズ」として販売につなげる見事な手腕を見せた。

















