イングランド戦で感じた中村敬斗の「覚醒」と三笘薫の「復調」、模擬戦で見えたスウェーデン・チュニジア戦の「勝機」【完全アウェイで連勝!サッカー日本代表「英国遠征」の大激論】(4)の画像
イングランド戦でアシストを決めた中村敬斗。これまで以上に攻守での貢献が目立った。撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)

 サッカー日本代表の英国遠征は、世界ランク4位のイングランドを聖地ウェンブリーで撃破するという、歴史的な快挙とともに幕を閉じた。スコットランド、そしてイングランド。完全アウェイの地で連勝を飾った事実が、森保ジャパンにもたらした「自信と課題」は何か。いよいよ目前に迫ったワールドカップ本大会での躍進を見据え、日本サッカーの歴史を知り尽くすベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が熱く激論を交わす!

■遠征の収穫は「初戦と第3戦の摸擬戦」

――後藤さんが考える今回の遠征の収穫は何ですか。

後藤「スコットランドという、FIFAランキングで30、40位台のチームを相手には、押し気味に試合ができることが確認できた。相手が守りを固めてなかなか点が取れなくても、最後は無理にでも攻めて1点取り切って勝てたことは大収穫。一方、イングランド戦ではFIFAランキング1ケタという格上相手に、ボールは持たれて随分攻められたけど、しっかり守りが機能してカウンターで何度かチャンスをつくって1点取って、はっきりとレベルが違う相手に勝って、1-0で2勝できた。つまりは本大会初戦のオランダ戦と第3戦の相手に決まったスウェーデンとの試合を見据えた試合を経験できたということ。今回のウィンドウでいろいろな試合を見たけれど、ランキング1ケタのチームの強さっていうのはすごいものがあるなと思ったし、30位くらいのチーム相手なら日本は優位に戦えるなと思った。はっきりとレベルの差があると感じられたよね」

大住「ランキング30位くらいの相手には、勝たないといけないなっていう感じはするよね」

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