1993年の5月15日にJリーグが開幕し、同年の10月28日に『ドーハの悲劇』、そして1997年11月16日の『ジョホールバルの歓喜』を経て、初めてワールドカップ出場を果たした日本サッカー界。このシリーズ連載では、時に人々を歓喜させ、時に人々を悲嘆させた、日本サッカーの歴史を紐解きながら、サッカーに関連する「今日の出来事」を紹介する。
1989年の初対戦から10年目、ブラジルとの5試合目の対戦は0-2の敗戦(1999年3月31日)。通算で得点1に対して13失点となり、東京・国立競技場を埋めた5万3000人の観衆の前でも、力の差を埋めることはできなかった。
フィリップ・トルシエ監督下の日本は前半にカウンターから失点すると、後半にもコーナーキックでのマークの甘さを突かれ0-2。中山雅史、城彰二の2トップもマークをはがせなかった。収穫は川口能活と楢崎正剛の陰に隠れてきたGK下田崇がミスもあったものの、機敏なゴールキーピングを見せたことくらいだった。
ブラジル相手に初の2点を奪うのが6年後、初の3点を奪って一矢報いるのは半世紀の後のことである。











