11月2日、J2リーグ第35節が各地で行われ、RB大宮アルディージャが5―0でブラウブリッツ秋田を撃破。ゴールラッシュの口火を切ったのが、CB村上陽介の目の覚めるようなスーパーミドル弾だった。
試合の主導権を握ったのは大宮。試合開始前の時点でJ1昇格プレーオフ出場圏内ギリギリの6位だったが、前節のモンテディオ山形戦で後半終了間際の2得点で引き分けに持ち込んだ勢いに乗っていた。前半18分には、攻勢に手を焼いた相手選手が一発レッドの判定を受け、数的優位も手にした。
スコアが動いたのは36分。左サイドを突破した豊川雄太の中央へ送ったクロスは相手DFに跳ね返されたが、こぼれ球に村上が反応する。大宮U―18から明治大を経て昨季“出戻り加入”した23歳、プロ2年目のセンターバックは、ゴール正面約28mの位置から右足を強振。ゴール右隅上部へ“キャノン砲”を叩き込んだ。
4月13日の第9節、アウェーの秋田戦でプロ初ゴールを挙げた村上にとってプロ2得点目。先制に成功した大宮は、さらに4得点を重ねて大勝を手にした。








