「アシストついたと思ったのに」ソシエダ久保建英の冷静沈着“巧みなターン→優しいラストパス”もオフサイド!「ほんとアシスト未遂おおいな」の画像
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英 撮影/原壮史(Sony α1使用)

 現地11月1日、スペイン1部ラ・リーガの第11節が行われ、レアル・ソシエダが3-2でアスレティック・ビルバオとの“バスクダービー”に勝利した。故障明けのサッカー日本代表MF久保建英は後半の途中から出場し、“幻のアシスト”シーンでスタジアムを沸かした。

 日本代表戦で負った左足首痛の影響で公式戦3試合を欠場した久保はベンチスタート。試合は序盤から予想通りの白熱した展開となり、ホームのソシエダが前半38分のブライス・メンデス、後半2分のゴンサロ・ゲデスのゴールで2-1として試合を優位に進める。

 久保の出番は後半18分からだった。右ウイングに入った久保は、投入2分後にいきなり鋭いドリブル突破で相手のイエローカードを誘発する。「未遂」は、2分後の後半22分に起こった。

 右サイドのタッチライン際でボールを受けた久保が中央へドリブルし、左サイド寄りのカルロス・ソレールへパス。ソレールのミドルシュートをスペイン代表GKウナイ・シモンが弾くと、セカンドボールを久保が拾う。冷静に状況を見極め、ゴール前に走り込んだアルセン・ザハリャンの得点を導き出した。

 今季だけでなく昨季もシーズンを通じてアシスト「0」だった久保。待望のアシストになったかと思われたが、右サイドでパスを受けた際に久保の体がわずかに飛び出していたと判定され、オフサイドで得点は取り消された。

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