Sランス中村敬斗の“胸トラ→ドリブル→ラストパス”が「ほんとうに上手い!」約4か月ぶり実戦もブランクを感じさせずに即アシスト「次はゴールだ!」の画像
スタッド・ランス所属の日本代表MF中村敬斗が復帰戦で即アシストをマークした。撮影/渡辺航滋 (Sony α-1Ⅱ使用)

 フランス2部のスタッド・ランスに所属するサッカー日本代表MF中村敬斗が9月20日、待望の今季初出場のピッチに立ち、ブランクを感じさせないキレのある動きでアシストをマークした。

 今夏、移籍を希望する中村と残留を望むクラブの意見が平行線をたどり、中村はシーズン中からの約束を反故にされたことから精神的なショックを受け、診断書を提出した上で約2か月間に渡ってチームと別行動を続けた。日本のファンも心配する状況が続いたが、話し合いの末にクラブが今月11日に中村のチーム合流を発表。この日、今シーズン初のメンバー入りを果たした。

 ベンチスタートとなった中村は、1−3の劣勢を強いられた中での後半13分から出場した。そして同24分、左サイドでロングパスを受けると、完璧な胸トラップからリズミカルなドリブルでボックス内に侵入。そして相手DFを2人、しっかりと引きつけてから鋭い動きで右斜め後方へパス。ボールを受けたMFテディ・テウマがワントラップから左足で逆サイドネットへ美しいゴールを決めた。

 中村にとっては5月30日の入れ替え戦プレーオフ第2戦以来となる約4か月ぶりの実戦となったが、ピッチインから10分でいきなりアシストをマーク。チームは2−3で敗れたが、中村自身にとっては、今後へ向けてポジティブな印象を強く残す復帰戦となった。

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