ブラジル代表との力の差は「特別なストライカー」の存在、ガンガン行けるシャドー三笘薫と「復活した左の中村敬斗」で勝利せよ【サッカー日本代表「アメリカ遠征の収穫」大激論】(7)の画像
10月にはブラジル代表と対戦する日本代表。武器である三笘薫を活かすシステム、そして復活した中村敬斗(写真)の活躍で勝利したいところだ。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 サッカー日本代表のアメリカ遠征が終わった。第1戦はメキシコ代表と0-0で引き分け、第2戦はアメリカ代表に0-2で敗れた。来年のワールドカップ開催国との「2連戦」という貴重な機会に、残念ながら無得点に終わった日本代表は、どのような収穫を得たのか。ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生がアメリカ戦後、徹底的に語り合った!

■国内開催だから「ブラジル」にも勝利!

――日本代表は次回、国内でパラグアイ代表とブラジル代表との親善試合がありますが、どのように活用するのがいいのでしょうか。

大住「2試合を完全なターンオーバーで戦うことは今回試したから、10月と11月にはワールドカップでどう戦うかというシミュレーションをしながら選手の入れ替えをしないといけないと思うんだよね。国内での試合で中3日だし、ワールドカップを想定したチーム構成で、2試合とも勝ち切る、あるいは1勝1分で終われるくらいのことをしてほしいよね。国内開催なんだから、ブラジルだろうとパラグアイだろうとアルゼンチンだろうと、勝ってほしい」

後藤「ワールドカップで優勝すると言っているんだから、どこが相手だろうと勝たないとね。今回みたいな総入れ替えじゃなく、ふだん一緒にやっている選手たちで4バック、もしかしたら偽の9番とか、いろいろなフォーメーションを試してほしい」

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