
9月7日、ルヴァンカップのノックアウトラウンド準々決勝・第2戦が行われ、浦和レッズの元日本代表MF中島翔哉が芸術的なFK弾を決めた。
4日前のホームでの第1戦を1−1で引き分けた浦和が、今度は川崎フロンターレの本拠地へ乗り込んで迎えた一戦。前半18分にPKで失点した後、後半29分に新外国人FWイサーク・キーセ・テリンのデビュー戦ゴールで同点に追いつくも、同43分に伊藤達哉に勝ち越しゴールを奪われるという展開。その中で迎えた後半アディショナルタイム突入寸前のFKだった。
ゴール正面やや右、距離約28mの直接FKを、背番号10の中島が蹴る。右足で思い切り良くこすり上げたシュートは、ジャンプした壁の一番外側の選手の頭上を越えると、鋭く曲がり落ちながらゴール右上隅へ。そしてGK山口瑠伊の伸ばした手の上を通り抜け、バーに当たって真下に跳ね返った後、ゴール上のネットを揺らした。
中島は4日前の第1戦でも鋭い抜け出しから絶妙トラップ&ループでゴールを決めており、これが自身2試合連続のゴール。「外せば負け」とも言えた土壇場での劇的かつ芸術的なFK弾だった。