
8月31日にWEリーグ第4節が行われ、マイナビ仙台レディースが1−0でアルビレックス新潟レディースを下し、今季初勝利を挙げた。殊勲者は17歳FW津田愛乃音(あのん)だった。
敵地デンカビッグスワンスタジアムでの一戦。開幕2分け1敗スタートのマイナビ仙台は、4−3−3のCFとして津田を今季初スタメンで起用した。2007年11月8日生まれの津田は、ユース所属ながら2023年からトップ登録されている身長171cmの大型ストライカー。すでに昨季リーグ戦19試合に出場して2ゴールをマークし、強靭なフィジカル能力を活かしたプレーで「和製ハーランド」の称号を与えられている。
その津田は立ち上がりから積極的にゴールを狙う。前半10分に1本目のシュートを放つと、同13分には力強い突破から“あわや”の場面を作り出す。だが、ゴールは奪えず、0−0のまま終盤を迎える。そして、迎えた後半41分だった。
自陣でのスローインの流れからDF西野朱音が前線へロングボールを蹴ると、FW矢形海優が後方へ流す。そのボールに、最前線にいた津田が反応。相手CBを腕で押さえながら入れ替わった津田は、ハーフウェーラインを少し越えたところから相手のチャージを腕で制しながら力強く前進。ピッチ中央をドリブルで約40m突き進むと、最後は右足シュートでゴール左隅へ流し込んだ。