■去就が噂の「日本代表DF」はベンチスタート
翌30日の横浜FM戦では、スロット監督がサラーやファン・ダイクらとともに、注目の新加入ヴィルツやエキティケをスタメンに起用。
遠藤航やングモハは、ベンチスタートとなった。
試合前には、先日この世を去ったディオゴ・ジョタとアンドレ・シルバへの追悼セレモニーが行われ、スタンドではジョタを偲ぶチャントが響く中でキックオフを迎えた。
前半、両チームとも積極的な姿勢を見せたが、スコアレスで折り返す。
後半55分、横浜FMの植中朝日が冷静にGKとの一対一を制し、先制ゴールを奪った。
追いかける展開となったリバプールは59分に遠藤航を投入。
日本代表キャプテンはファン・ダイクから主将のアームバンドを受け取り、チームのリーダーを任された。
すると62分、リバプールは相手陣内でボールを奪うと、速攻を仕掛ける。
サラーの折り返しがこぼれたところにヴィルツが反応し、同点ゴール。期待のドイツ代表MFの加入後初ゴールで、試合は振り出しに戻った。
その後も攻勢を続けるリバプールは、68分に18歳のニョニがボレーシュートを決めて逆転に成功。さらに87分には、前日練習で鋭い動きを見せていた16歳のングモハが速攻から自ら仕掛けてネットを揺らし、ダメ押しの3点目を挙げた。
この試合は、リバプールにとって新体制での戦術確認と若手選手の可能性を試す機会となった。
前日練習で元気がなかった遠藤航がキャプテンマークを託されるという重責を担う一方で、練習で輝きを見せた16歳のングモハが試合でも決定的な活躍を見せたことで、チームの層の厚さと将来性を印象づける結果となった。
リバプールはこの後イングランドへと帰国し、8月4日に本拠地アンフィールドでアトレティック・クルブと対戦する予定。その後10日に、コミュニティ・シールドでクリスタル・パレスと激突した後、15日にはボーンマスとのプレミアリーグ開幕戦を迎える。
横浜FMとの親善試合での逆転勝利は、これから始まる長いシーズンに向け、サラーやファン・ダイクといった主力選手に加え、ヴィルツやングモハなど若手選手の成長を確認する貴重な機会となった。
日本のファンとしての注目は、レギュラーポジションを確約されていない遠藤航がチームに残るのかどうかだろう。北中米ワールドカップを来年に控える日本代表キャプテンの去就とともに、今後のプレミア王者の動向から目が離せない。



