
プレミアリーグ王者のリバプールFCが7月30日、日産スタジアムで行われた「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025」で横浜F・マリノスと対戦。1-3で逆転勝利を収めた。
■別格の「オーラ」を放つエースとキャプテン
20年ぶりに来日したリバプールは、ドイツ1部レヴァークーゼンからプレミア史上最高額となる1億1600万ポンド(約226億2000万円)で加入したフロリアン・ヴィルツの移籍後初ゴールや、16歳の新星リオ・ングモハの衝撃ゴールで、その強さを日本のファンに印象づけた。
また、サッカー日本代表MF遠藤航は後半から出場。キャプテンのDFファン・ダイクからキャプテンマークを託される場面もあり、日本のファンを喜ばせた。
リバプールは前日の29日、幕張の高円宮記念JFA夢フィールドで約1時間の公開練習を実施。イングランド国内でも通常は非公開の練習が完全公開となった珍しいケースで、昨年チームをリーグ優勝へと導いたアルネ・スロット監督の下、ミニゴールを使ったタッチ制限つきのミニゲームなど、スピーディなパス交換が要求される強度の高いメニューをこなし、その能力の高さで報道陣を驚かせた。
中でも感じたのは、エースのモハメド・サラーのオーラとキャプテンのファン・ダイクの威圧感。スター集団の中にあっても、「別格」の雰囲気だった。
一方、遠藤航は体調不良なのか、まだ身体にキレがなく、調整中の様子だった。
新加入のフロリアン・ヴィルツがセットプレー練習でキッカーを務めるなど、チームになじみつつある様子も垣間見られた。
また、16歳の新星リオ・ングモハは、トッププレーヤーに混じっても遜色ないスピードとドリブルを披露し、将来有望な若手として注目を集めた。