
ドイツ1部のボルシアMGが現地7月26日、ドイツ2部ホルシュタイン・キールに所属するサッカー日本代表FW町野修斗の獲得を発表した。さっそく、クラブの日本語版公式SNSでは“町野祭り”となっており、背番号18を譲り受けた際の町野の“歓喜”が話題を集めた。
現在25歳の町野は、履正社高校から2018年に横浜F・マリノスに加入するも出番なし。そこからJ3のギラヴァンツ北九州に加入して北九州をJ2に昇格させた後、湘南ベルマーレに引き抜かれて結果を残し、2023年夏にドイツ2部のキールに移籍して、1部昇格に貢献。昨季はチームが低迷して2部降格となる中で、リーグ戦11ゴールを決めて評価を上げた。
いわゆる叩き上げで自らの道を切り開いてきた町野は、北九州時代に始まり、湘南では2年目から、キールでも2年目に、背番号18を背負ってきた。町野にとっての“ラッキーナンバー”であり、愛着のある背番号を、新天地となるボルシアMGでは、昨シーズンはデンマーク人MFオスカー・フラウロがつけていたが、町野の加入にともなって「譲った」という。
そして、その“吉報”を受けた際の町野の様子を、クラブ公式SNSが公開した。メディカルチェックの最中に、その報告を受けた町野は、驚きながらも手を合わせて歓喜。「オスカー!愛してるぜオスカー!」とドイツ語で叫ぶと、大袈裟に「最高の仲間だ!」と感謝。手渡された真新しい背番号18のユニフォームを抱き締めて、周囲の笑いを誘っている。