
ベルギー1部アンデルレヒトに所属する、後藤啓介のハットトリックに称賛の声が集まっている。
ジュビロ磐田の下部組織育ちで現在20歳の後藤は、身長191cmの期待の大型ストライカー。2023年にJ2でリーグ戦33試合に出場して7ゴールをマークし、2024年1月にアンデルレヒトへ移籍。セカンドチームで着実に結果を残したことで評価を高め、移籍2年目となる2024-25シーズンはトップチームでリーグ戦6試合に出場して、1ゴールを決めた。
そして新シーズン開幕を前にした練習試合で、オランダ2部のドルドレヒトと対戦。後藤は2−0の後半開始から途中出場すると、最前線の中央で体を張りながら何度もボールに絡む。そして後半35分、相手最終ラインからボールを奪ったMFトルガン・アザールからの横パスを冷静に右足ダイレクトでゴールに流し込み、チーム3点目をマークした。
さらに後半40分には、自陣右サイドからのグラウンダーのパスをポストプレー。ハーフウェーライン手前でダイレクトで叩き、右サイドのスペースにボールを送り込む。そこから一気にゴール前にトップスピードで駆け上がると、右サイドを抜け出したトルガン・アザールからの折り返しのパスに右足ダイレクトで合わせ、鋭いシュートでゴールネットを揺らした。
そして後半アディショナルタイムにトドメの一発。味方のシュートのこぼれ球にポジショニング良くゴール前で詰めてハットトリックを達成した。わずか11分の間に立て続けに3点を奪い、そのたびに拍手と歓声が沸き起こった。