【E―1前最終戦で爆発した「川崎らしさ」が秘めるJクラブの可能性(4)】振り切ったイベント企画を選手はどう思っているのか……山田新&大関友翔は韓国から視聴、河原創「より喜ばせるために」の画像
川崎フロンターレのファン感で、河原創と土屋櫂大の2人が”フロンターレのザ・マミィ”を実現した 撮影:中地拓也

「ファン感ですか? しっかり観ました」
 韓国の地でそう同じ言葉を口にしたのは、山田新と大関友翔だ。7月6日のファン感当日に渡韓して、サッカー日本代表として活動。それぞれ代表初招集の身であり、結論から言えば8日の香港戦で途中出場して代表デビューを飾った2人は、海を渡った場所でも川崎のイベントを気にしていたのである。

 そのファン感後、安藤駿介にスタッフについて質問を投げかけると、こう答えてくれた
「これは本当に声を大にして言いたいんですけど、日本一働いてくれているフロンターレスタッフがいる。いろんな部署があって、選手とのかかわりがある部署とない部署とあるんで、全員が全員の顔と名前が一致するかは分かんないですけど、これからも力を合わせてやってくれれば、どんどん“これでいいや”ってことになることなく、どんどん大きなクラブになっていくと思います」
 安藤の言葉は、フロンターレスタッフの“運動量”や行動力に敬意を示したものだった。
 その前日の鹿島アントラーズ戦で、ザ・マミィとの企画で大活躍した河原創にファン感について聞いても、「まず、今日のファン感は感謝を伝えるところがメインだと思うんですけど、まあサポーターの方に声をかけてもらって、すごくまた頑張ろうっていう気持ちになりましたし、このファン・サポーターの人たちをより喜ばせるためにやっていかなければいけない」と語って、振り切った大規模なイベントの“フロンターレらしさ”を、選手としても好意的に受け止めているのだった。

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