
J1のアビスパ福岡が、クラブ創設30周年を記念する特別な一戦のためのユニフォームを発表。デザイン性の高さと、そのコンセプトに、ファンから称賛の声が上がっている。
アビスパ福岡が誕生して30年。クラブが静岡県藤枝市から福岡市へとホームタウンを移し、1995年に福岡ブルックスとしてJFLで戦い始めた。
1996年にJリーグに入会したが、なかなか2ケタ順位を抜け出せず、2001年にはJ2降格が決定した。その後は5年に一度、J1に昇格しては、1年でJ2へ逆戻りという苦しい時期が続いた。
だが、現在は5シーズン連続してJ1を戦っている。2023年にはルヴァンカップ優勝も果たした。雌伏の時間が血肉となり、現在のクラブを形成したのだろう。
そうした歴史への感謝と敬意を示すため、クラブは10月上旬のJ1第33節・横浜FC戦で、創設30周年を記念する試合を開催。これまで福岡のために戦った選手たちによる「30周年記念OB戦」を行うと発表したのだ。
この一戦のために、クラブは特別なユニフォームを用意。試合開催の報告と合わせて、デザインを発表した。
発表されたのは4種類のユニフォーム。それぞれの色には「ネイビー=プライド」「レッド=上昇」などの意味が込められている。
何より特徴的なのは、そのデザインだ。ツギハギのように見えるが、これは1995年から今年までの30年間に採用された31種類のユニフォームを、ランダムに組み合わせたものだという。