
イングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルのキャプテンが、チームを離れる日本代表DF冨安健洋への惜別メッセージをSNSに投稿。目にした日本のファンの間に、感謝と感動が広がった。
冨安は将来を嘱望されてきたDFだ。その期待の星の“驚きのニュース”が飛び込んできた。所属するアーセナルと、双方合意の上で契約を解除したのだ。
ジュニアユース年代からアビスパ福岡のアカデミーで育ち、高校卒業を待たずにトップチームへと昇格。19歳でベルギーのシントトロイデンへと移籍した。その後、ベルギーで1年半プレーしただけでイタリアのボローニャへと引き抜かれ、2021年にはイングランドへのアーセナルへと完全移籍した。
イングランドでも早々にインパクトを残し、2024年には契約を延長。だが、たびたび負傷に泣かされ、昨季はリーグ戦わずか1試合の出場にとどまっていた。
このニュースは日本のファンにはショックだったが、チームメイトも悲しんでいるようだ。キャプテンのマルティン・ウーデゴールが、自身のSNSに惜別のメッセージを投稿している。
「兄弟よ、次のチャプターでの幸運を祈る」。そのメッセージとともに、練習中に笑顔で話し合う自身と冨安の写真をアップした。
現在はアーセナルのキャプテンを務めるウーデゴールだが、苦しい時間も多かった。16歳でレアル・マドリードへと移籍したが、なかなか試合には出られなかった。期限付き移籍を繰り返し、レアル・マドリードに戻るも立場は変わらず、アーセナルへと移籍して、ようやく花が開いた。