■ワールドカップでは再び「4バック」に
日本代表は昨年からのワールドカップ・アジア最終予選を3バックで戦ってきた。アジア勢のロングボール戦法への対応のためだったが、ワールドカップではどんな戦いをするのだろうか。3人のDF自体には問題はないが、堂安律(右)と三笘薫(左)といった「本職アタッカー」がウイングバックとしてプレーするのはリスクがあり、同時に、押し込まれる状況では「宝の持ち腐れ」になる恐れもある。
私は、ワールドカップでは再び4バックに戻して戦うのがいいのではないかと考えているが、そうなると、丸1年間使ってこなかった「サイドバック」のプレーのレベルが気になるところだ。ワールドクラスの「スーパースター」に頼るのではなく、コレクティブ(集団的)に戦うしかない日本としては、「オーバーラップ」だけでなく効果的な「アンダーラップ」もできるサイドバックがどうしてもほしいところだ。