
6月21日、J2リーグリーグ第20節が行われ、いわきFCが3−1でカターレ富山に快勝した。そこで生まれた驚愕の超ロングシュート弾が脚光を浴びた。
ハワイアンズスタジアムいわきでの一戦。前半戦を15位で折り返したいわきは、同19位の富山を相手に、立ち上がりから積極的にゴールを目指し、前半43分に山下優人のゴールで先制点を奪う。そして迎えた後半6分だった。
富山の最終ラインからのビルドアップのパスを、いわきが中盤の網で引っ掛ける。そのこぼれ球を、いわきのMF大西悠介が拾った。すると、後ろ向きの状態からワンタッチで前を向いた次の瞬間、センターサークル内のハーフウェーライン上から、迷うことなく右足を振り抜いた。
ゴールは遥か彼方だったが、勢いよく舞い上がった大西のシュートは、低い弾道のままグングンと飛距離を伸ばす。そして慌ててバックステップを踏み、必死に手を伸ばしたGK田川知樹の上を越え、そのままゴールネットに突き刺さった。
ファン、実況、そしてピッチ上の選手たちの度肝を抜く約50mのロングシュート。SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「なんじゃこりゃ」
「ほぼキックオフ位置から!?スゴイわーナイスゴール」
「奪ってからの判断力がスーパー」
「距離的にベッカムの初ゴールとほぼ同じだ」
「これ今んとこJ2年間ベストゴールだろ」