
J1のアビスパ福岡が、クラブ創設30周年を記念したスペシャルユニフォームを発表した。クラブ自ら「バリスペシャル」と自負するデザインに、ファンからは賛辞が上がっている。
福岡は今年、クラブ創設30周年を迎えた。静岡県藤枝市を本拠地としていたチームが1995年に福岡市へと移転し、福岡ブルックスへと改名。移転1年目でJFL優勝とJリーグ加盟を決めた。1996年からアビスパ福岡として、Jリーグ発展の一翼を担ってきた。
2001年にJ2降格が決まって以降、5年に1度はJ1へ復帰しながら1年でのJ2リターンというサイクルに陥っていたが、2021年から今シーズンに至るまで堂々とJ1で戦い続けている、
その九州の雄が迎えたクラブ創設30周年を記念して、クラブは特製ユニフォームの販売を決めた。5月18日の発表では、「バリスペシャルなデザインユニフォーム」、略して「バリスペ」のデザインと、込めた思いを披露している。
イメージしたのは、福岡・博多の誇る伝統行事「博多祇園山笠」で着用される法被だという。クラブカラーのひとつであるネイビーをベースに、白い「30」を法被の模様のように並べている。
また背番号のフォントは、祭りをイメージして「ひげ文字」を採用。地元の誇りの一部となる思いを前面に打ち出している。