
イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、来季着用するユニフォームを発表した。自分たちの「ホーム」への思いが込められたデザインに、世界中から賛辞が寄せられている。
チェルシーが復活の道を歩もうとしている。2022-23シーズンにはプレミアリーグで12位と、久々の2ケタ順位に沈んだ。昨夏には、選手時代にはユベントスやセビージャなどでプレーし、引退後は指導者に転じて2023-24シーズンにレスター・シティを1年でのプレミアリーグ復帰に導いたエンツォ・マレスカ監督を招へい。シーズン終盤の現在も、上位を争っている。
マレスカ監督とは複数年の契約を結んでおり、今季はもちろん、来季以降もにらんでチームづくりが進む。クラブも同じく未来に目を向けており、今シーズン終了を前にして、来季使用するホームユニフォームを発表した。
デザインはシンプルだ。クラブカラーの青をベースに、脇腹部分に赤と白のライン、襟に控えめに白が用いられているくらいで、青く染まったユニフォームと言っていい。
だが、このユニフォームにはホームへの強い思いが込められていた。よく見ると、チェルシー地区の庁舎など、ロンドンの伝統を示す建築物などがデザインされているのだ。
世界最高峰と言われるプレミアリーグで、英国の首都であるロンドンをチェルシーの他にもアーセナルやトットナムなど複数のクラブがホームとしている。大都市でそれぞれの地域に根差した伝統やクラブ色があり、チェルシーは今回、その原点に再び戻った格好だ。